先生ブログ 園生活情報 スケジュール

木の実幼稚園について

園長ご挨拶

Greeting

「まいにち あえると うれしいね!」

幼児期は人間形成上、一生のうち最も大切な時期といわれます。基本的な生活習慣が身につき、体も心も知力もめざましい発達をみせ、言動も活発になってくる時期です。それを木に例えるならば、やがて大樹となるための根づくりの期間にあたりましょう。木の実幼稚園では、園内外における活動の中で、「人間大好き」「自然大好き」という木の実っ子に育って欲しいと願い、多くの体験学習に取り組みます。

木の実幼稚園の願い

Konomi Kindergarten’s Wishes

健康な心身に優るものはありません! 当園では子どもたちの健康と体づくりが第一と考え、「元気な子」であることを願っています。
創立初年度より年間を通してマラソンに取り組んでいます。創立11年目には念願の温水プールが完成し、一年中水泳に取り組むことが実現しました。そして創立40年目にはクライミング・ウォールが完成し、末端神経を駆使する全身運動に取り組めるようになりました。 こうした教育環境づくりは、本園の願いを実践する独自の活動であり「しっかりした体力づくり」や「チャレンジ精神」の基礎基本を育みます。

木の実幼稚園の先生

Konomi Kindergarten Teacher

創造力を伸ばし、情操を養い、自立心や協調性を育むためには、幼稚園が様々な体験ができる場である必要があります。そして、そのような環境の中で子どもたちと毎日接する中で、一人ひとりをしっかりと見つめ、個性を尊重し、自ら考え、工夫する子どもを育てるのが木の実幼稚園の先生たちです。

教育目標・教育方針

Educational Goals & Policies

教育目標「豊かな人間性を培う」

最初はできなくても1年を通じてできるようになっていったり、また、3年間という幼稚園での生活を通じて
じっくりと子どもたちにかかわりながら、入園から卒園までを長く大きなスパンと考え、教育目標・教育方針の実現に取り組みます。

●健康でたくましく頑張る子ども

年間を通じた運動により、たくましい心身を培います。

●人の存在に関心をよせ、お互いを認め合える子ども

様々な体験を共有し、自我と他我を認め合える心を養います。

●自然の営みや命の尊さを感じられる子ども

自然や命とのかかわりを大切にした環境づくりを大切にします。

●様々な物事に興味や関心が持てる子ども

心を育む様々な体験学習を、年間を通して行います。

●自ら考え自分らしい創意工夫ができる子ども

幼児の発達や生活年齢を踏まえた活動を通して創造力を育みます。

本園の努力目標

Effort Target

幼な児の心揺さぶる感動体験こそ大切です

教育目標・教育方針を実践する上で、本園が実践する具体的な努力目標(活動)を紹介します。

●総合指導

毎月の園外体験学習・お泊まり保育・奉仕活動等

●個人観察

生育記録(学期毎の成長記録)を通しての幼児を見つめます。

●統合保育

特別支援クラスを設置し、共に生活する中でお互いの関心と理解を育める環境を作ります。

●お泊まり保育(年長児)

家族、そして住み慣れた家から離れ、初めての「集団生活」を体験します。寂しさや不安、不慣れなこととの出会い、そして友だちとの助け合い・支え合いの中で、ひと回りもふた回りも成長して欲しいと願っています。

●マラソン・水泳指導・クライミング

1年を通じ、プレイコートでのマラソン活動、温水プールでの水泳活動(※)、クライミングウォールでクライミング活動を行います。

※当園では、中・四国エリア最大級のスポーツクラブであるFITTAの運営会社FSF社(株式会社フジ・スポーツ&フィットネス)と業務提携契約を締結し、定期的に専門性の高いインストラクターを派遣頂き、水泳活動を行っております。水泳活動の詳細は、以下の資料をご覧下さい。

●リード楽器指導(情操教育)

田村義一先生(※)のご指導をベースに、3年間を通じて子どもたちが楽しく音楽に触れられるよう活動を展開し、豊かな感性を培います。

※大阪音楽大学音楽学部作曲学科を卒業。ドイツ留学時にO.Steinkopf博士に師事し、ルネッサンス木管楽器の奏法を学ばれて帰国。ドイツやイタリアはじめヨーロッパにおいてコンサートに出演しつつ、マレーシアをはじめ海外での音楽教育指導に従事。現在も京都教育大学・京都女子大学にて学生の指導を行う一方で幼児に対する音楽指導の造詣が深く、『こどものうた』曲集①~③をはじめ数多くの著作・曲集あり。

●連続性のある食育体験学習

一言に食育と言っても、そのアプローチは様々です。 当園では、単に「食べる」という発想ではなく、「苗植え→観察・お世話→収穫→食する」という連続性のある食育体験活動を行い、食べ物の有難さや自然に興味・関心を抱けるよう活動しております。

(年中)芋苗植え→観察・お世話→芋ほり→焼き芋パーティー

(年長)苗植え→かかし立て→稲刈り→おにぎりパーティー

本園のクラス編成

Class Organization

より手厚く寄り添える教育を目指して

令和元年10月施行の「幼児教育無償化」以降、教育の質の向上が一層問われる時代となりました。
学校教育法上、幼稚園に始まり大学院へと続く教育リレーの入り口である幼稚園において、
3~5歳児のクラス編成は35人以下と定められております。
その為、昭和においては子どもが多い社会背景もあり1クラスに35人以上いた時代もありました。
平成に入り、上限が30人程度の30人クラス編成(28~32人)が一般的となり、
年少クラスにおいては(当園でも採用している)補助教諭又は副担制を実施していることが一般的となりました。

そして当園では、幼児教育無償化という社会保障制度の歴史的転換期に際し、
令和2年度の新入園児(年少の学年)より順次25人クラス編成(23~27人)へと学級編成を更新し、
より手厚く、寄り添える教育を進めております。

園庭・園舎紹介

Garden & Kindergarten Building

園庭の遊具や園舎内の施設において、毎日のびのびと過ごせる環境づくりを行っています。

課外保育

Extracurricular Childcare

通常保育のあと、そのままの流れで文武を学ぶ機会を得られるよう、希望児を対象に様々な課外保育(有料)を園内で提供しています。詳しくは、本園のウェブサイト内の『課外保育』をご参考下さい。

このみ新聞

Konomi Newspaper

保護者の方々が子どもたちの園生活について取材・編集を行い、年に3回(学期に1回)発行下さっている、開学初年度(昭和52年)から発行が続く歴史のある新聞です。 子どもたちが過ごす園生活の様子を、園の歴史とともに振り返ることができる楽しい新聞です。
是非、ご覧下さい。

サークル活動について

Circle Activities

在園児保護者・卒園児保護者の交流の場としてスタートした活動です。
レクバレーや音楽、読み聞かせや手芸など、時には共通の趣味として、時には子どもたちのために、それぞれの活動が行われています。是非、ご参加下さい。

統合保育

Integrated Childcare

当園は開学当初より所轄の学事文書課(当時)の認可を得て、県下で唯一の統合保育を行う園として、スタートしました。
幼稚園において発育や発達に不安のある幼児が、
「ごく当たり前に居合わせ、共に生活する場の幼稚園でありたい」と願う創立者(初代理事長、中矢忠臣)と、
「健常児と共に生きたい、共に学びたい」との熱い思いを抱かれる保護者が一体となりスタートし、今日に至っています。

創立者のこうした真摯な思いは、障がい者に向けられる理解ややさしい街づくり、
それを下支えする制度が今日と比べ乏しかった時代(1970年代)に、「個をもって生きることは、健常者のみでなく障がい者も同じこと。
社会の一員として胸をはって堂々と対等に生きる社会こそ21世紀である。」という考えに支えられていました。
そして、まずもって教育の原点である幼児教育が責務を果たすべき環境をつくらなければならないという思いを抱き続け、
今日まで本園ができることを続けております。

人数は限られてしまいますが、子どもたちが共に生活する中でお互いへの理解を含め、
同じ社会で生活することが自然なことだと感じられるようになれればとの願いで続けております。

看護師の配置

Placement Of Nurses

当園では、令和3年度より看護師を配置しております。

従来学校現場においては子どもの怪我の応急処置や体調不良の際の対応などは、
教員免許取得課程や実務経験によって得た経験則により、それぞれの学校の健康保険にかかわるルールやマニュアルに従い対応を行っておりました。
一方、年々増え続けるアレルギーや熱性けいれんの対応はじめ、個別の症状への対応も増えてまいりました。
そのような中、子どもたちの健康管理についてより深い医学的な見識と経験を持った看護師を採用し、子どもたちや保護者皆様のみならず、学校教職員全体が安心して生活を送れる環境を整えることが、学校運営上の重要な課題になってまいりました。
クラス担任と各ご家庭の連携を密に保つことは当然ながら、怪我や体調不良の把握や応急処置、初動においては看護師による指導・アドバイスの基で進めております。

(〇:看護師常駐時間帯)

時間帯
9:00~12:00
12:00~15:00

防災教育

Disaster Prevention Education

こんなことを想像したり願いながら取り組んでいます

1995年1月17日(火)には阪神・淡路大震災が、2011年3月11日(金)には東日本大震災が発生し、
多くの方が亡くなり、また行方不明となりました。 そして、地震は日本だけでなく、世界各地で起こっています。
当園では、現在津波被害が予想される地域に居住しているかどうかにかかわらず、
何歳の時に日本、或いは世界のどこで遭遇するか分からない大地震や津波に対して、
「自分の命は自分で守る」という意識が子どもたち一人ひとりに少しでも育まれるよう、
地域からのご協力を得ながら、訓練を通した防災教育に取り組んでおります。
そういった意識が少しでも育まれた子どもたちが、いずれ地域の小学校、中学校でより高度な防災教育を受け、
やがて地域社会を支える大人に成長して欲しいと願っております。
地域社会の防災意識向上のスタート地点として、子どもたちと共に防災教育に取り組んでまいります。

垣生駐在所・垣生地区の自主防災会・女性防火クラブ・
交通安全協会・松山市消防局の方々など、
毎年様々な地域の方のご協力のもと、避難訓練を行っています。

垣生中学校ご協力により、避難訓練や垂直避難の体験を行っています。

環境教育

Environmental Education

こんなことを想像したり願いながら取り組んでいます

オゾンホール、温暖化ガス、再生可能エネルギー、etc.。
日本に幼稚園が数多く誕生した1960~1970年代には聞き慣れなかった言葉が、その後次々と生れてきました。
人の交流、物流、情報網の発達、etc.。
世界は益々ボーダー・レス(国と国との壁が低くなる)の様相となってきています。
現在、そして未来の世界を生きる子どもたちは、我々大人が育ち生きてきた時代より、
より一層の環境や省エネを意識しながら生活していくことを求められるように思います。
そしてそれは、きっと日本に限らず世界共通の課題であるようにも思います。
しかし、手洗いやうがい、片付けや身支度といった基本的な生活習慣をじっくりと身に付けていく段階にある子どもたちに、
省エネの必要性や方法論を一様な言葉で伝えても、それが子どもたちの将来にきちんとつながっていくのか疑問に思いました。

そこで、子どもたちの興味や関心をくすぐり、楽しみながら、また、毎日の生活の中で自然に環境意識(省エネ意識)が育まれる方法は
無いだろうかと思案していたときに出会ったのが、電気の使い過ぎを知らせてくれる「時計のランプ」でした。
子どもたちにとって身近なエネルギーである「でんき」について、
その存在に気付き、少しずつ関心を寄せるようになり、
そして灯りを消してみるといった簡単なことを日々の園生活の中で経験させてあげたいと思いました。

子どもたちがいずれ小学校へ進んだ時に、そして、例えばその子が教室から最後に出る人になった時に、
そっと天井を見上げてスイッチを消して出ていける子どもになってくれていれば嬉しいです。
そして、その様子を見ていた友達が真似をしてくれたりすると嬉しいです。
そんな子どもたちが一人でも多く育つ社会なら、「省エネ」をわざわざ叫ばなくても良い社会、
省エネがマナーとして根付いた社会になっているのではないかと思い、またそうなって欲しいと願っています。

木の実幼稚園の学校給食

Konomi Kindergarten School Lunch

米飯給食:オレンジフーズ

通称「ナカさん(現取引先はオレンジフーズですが、取引開始時点ではナカフードサービスさんであったため、いまだに「ナカさん」)」。愛媛県において数々のスポーツ振興に尽力されている株式会社ナカフードサービス(昭和56年(1981年)創業)が、2018年に設立した幼稚園給食の製造と配達に特化した企業です。企業のHPにもございますとおり、非常に厳しい衛生管理がなされている製造ラインで製造・配膳されております。 創業者の「地域の味を守りたい」という理念が息づく企業であり、三代目の現社長も真面目なお人柄。地元の食材を大切にしている企業でもあり、子どもたちに大人気の「味噌汁給食」は、オレンジフーズさんに手掛けて頂いております。

米飯給食:松山給食センター

通称「四季さん」。創業は昭和37年(1967年)と古く、歴史と実績、そして数々の受賞歴のある企業です。「おべんとうの四季」というロゴの配達車輛を見かけられたことのある方も多いのではないでしょうか。 現社長は40年以上前に長崎の大学の水産関連学部在学中にカッターボート部に所属していたという「海の男」。近年、HACCPの考え方に則って工場改修と製造ライン・設備の更新に取り組んでおり、オレンジフーズさん同様、安心して子どもたちの給食をお任せできる企業です。ひよこ・たまご組のお楽しみメニューも、バリエーションが増えました。

パン給食:篠崎ベーカリー

通称「篠パン(園では「篠崎さん」)」。知る人ぞ知る、伊予市の名門老舗ベーカリーであり、創業はなんと明治まで遡ります。伊予市の商店街にあるお店を訪れたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。学校給食パン製造歴はなんと50年以上。全日本パン協同組合連合会(そんな組織あったんだ!)の理事も務められたことのある社長は、既に四代目。地元の食材をこよなく愛し、また子どもたちがより深くパンという存在に触れられるように考えて下さるベーカリーです。当園名物行事のひとつ「パンづくり」は、このベーカリーのご協力あっての活動です。

沿革

History

昭和51年11月 幼稚園設立認可
学校法人木の実学園 木の実幼稚園設立
昭和52年04月 開園時認可定員 120名
昭和53年 04月 増築後認可定員 280名
昭和56年11月 「木の実幼稚園の歌」創作
(作詞 梅田 翠/作曲 池田 輝樹)
昭和57年12月 新ホール 増設
昭和62年10月 温水プール 竣工
平成02年12月 運動場用地 拡張
平成08年06月 ロータリー花壇(このみ花壇)を松山市より受託
平成16年04月 新園舎 竣工
平成26年04月 公園施設製品整備技師による定期遊具点検を開始
平成27年 02月 駐車場用地 拡張
平成27年10月 プレ保育棟(多目的園舎) 竣工
平成28年 08月 クライミング・ウォール 設置
平成30年04月 認可定員 340名
平成31年04月 プレ保育棟内アクアリウム 設置
令和01年12月 駐車場用地 拡張
令和02年04月 30人クラス編成から25人クラス編成へ移行開始
令和03年04月 看護師の週5日常駐開始
令和04年11月 農場 設置 駐車場用地 拡張
令和05年03月 園庭 拡張 知的遊具(サピエンス) 設置
令和06年04月 水泳活動において(株)フジ・スポーツ&フィットネスと業務提携